シミズグループの気候関連の主なリスクと機会
要因 | 事業への影響 | 影響度※1 | 影響時期※2 | 当社の対応 | 自然関連のリスクと機会 →は対応例 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
移行シナリオ | リスク | 脱炭素社会に向けた各種規制の強化 |
|
↓↓↓ | 中期 |
|
||
炭素価格付け(カーボンプライシング)の導入 |
|
↓ | 短期~中期 |
|
機会 | 森林・農業・ブルーカーボン等のCO2クレジット需要が拡大 →知見・実績を活かした、保有技術のCO2クレジット化推進 |
||
機会 | 省エネルギー建物のニーズ拡大 |
|
↑↑↑ | 短期~中期 |
|
|||
再生可能エネルギーのニーズ拡大 |
|
↑↑↑ | 短期~中期 |
|
リスク | 再生可能エネルギー事業と生態系保護とのトレードオフ →計画段階から環境アセスメント同等手法を取り入れ、影響低減策を実施 |
||
ライフサイクルでのCO2排出量削減強化に対する評価の高まり |
|
↑↑ | 短期~中期 |
|
リスク | バイオマス(木材、廃食油、食品残渣など)の需要の高まりによるバイオマス燃料の価格上昇、数量制約 →サプライチェーン全体の環境管理能力の向上、パートナーシップの強化 |
要因 | 事業への影響 | 影響度※1 | 影響時期※2 | 当社の対応 | 自然関連のリスクと機会 →は対応例 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
物理的シナリオ | リスク | 夏季の平均気温上昇 |
|
↓↓↓ | 中期 |
|
リスク | 植栽の生育不良、植栽適期の縮小 |
気象災害の頻発・激甚化 |
|
↓↓↓ | 短期~中期 |
|
||||
機会 | 国土強靭化政策の強化 |
|
↑↑↑ | 短期~中期 |
|
|||
気候変動による市場の変化 |
|
↑↑↑ | 短期 |
|
||||
中期~長期 |
|
|||||||
社会インフラ整備・運営等の公共サービス民間開放の加速 |
|
↑↑ | 中期 |
|
機会 | PFI事業において、緑地管理等の技術を要求されるケースの出現 →「自然性能※9」を顕現化し差別化する技術、人財の活用 |
- 影響度:リスク「↓↓↓(大)」「↓↓(中)」「↓(小)」 機会「↑↑↑(大)」「↑↑(中)」「↑(小)」
- 影響時期:短期3年以内・中期3年超~10年以内・長期10年超と設定
- BSP:Building Service Providerの略称で、竣工後の施設運営管理サービスを総合的に提供するもの
- ZEB:Zero Energy Buildingの略称で、建物で消費する一次エネルギーの収支をゼロとする建築物
- BEMS:Building Energy Management Systemの略称で、ビルエネルギー管理システム
- サステナブル・リノベーション:環境性能、BCP性能、健康・快適性の向上を柱とした既存建物の改修
- SCAT:建築工事の材料製造・輸送・現場稼働で発生するCO2排出量を精算見積データから自動算出できるCO2排出量算出プラットフォーム
- Civil-CO2:土木工事の材料製造・輸送・現場稼働で発生するCO2排出量を積算データから自動算出できるCO2排出量可視化プラットフォーム
- 自然性能:自然の状態に目標を定めて実施する工法や対策が、自然に対して良い影響を与える度合い。例えば、小動物の移動経路を整備することで、実際に移動できるようになった動物種数や個体数など